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4月も下旬となり朝夕の気温も暖かくなり
釣り人にとって過ごしやすい日となってきました。

エソワン2019は安定した天候のなかで
開催され 終わってみれば衣奈だった。
そんな印象でしたね。

過去大会でウイニングポイントが
衣奈では無かったのは3回くらいかな?

参加された皆さま、お疲れさまでした。

私はと言うと、スタート直後からの
お茶タイム&朝ごはんとマイペースな
釣りを展開しておりました(笑)

さて、今年のエソワンにおいて釣果がイマイチ
だったように思いますが、確信を持てた部分も
いくつかありました。

前日プラクティスの様子、本番の様子を
まとめてみました。


【 前日プラクティスの様子 】

潮汐:大潮(和歌山市)
満潮 6:33
干潮 12:50

週末に向けて1つの仮説を立てていました。
「どんな?」なのかは後で説明します。

プラクティスは、
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マリーナシティ

芳養漁港

日高港

煙樹ヶ浜

年金波止場

戸津井漁港

衣奈漁港

広川河口周辺
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この順でチェックしました。

その殆どでエソはキャッチしましたが、
正直、狙って釣れた魚は限られていたので
嫌な予感は的中しつつありましたね。

釣れるには釣れるけど、トップを狙うには
条件が限られている。そんなプラクティス
でした。


【 エソワンGP2019当日の様子 】

潮汐:大潮(和歌山市)
満潮 7:04
干潮 13:27

前日プラクティスの結果から
本番のコンディションの予測は、
経験上 ”かなり良くない”  でした。

季節的に多くのポイントでキャッチできる予想は
当たったものの、釣果が冷え込む可能性も
ピタリ賞が欲しいくらいのレベルでした。

「どんな状況だったのか?」

仮説は、
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①ミッドナイトフィーディングの可能性
②曇天で放射冷却が起こりづらかった
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こんな感じ。


①ミッドナイトフィーディングの可能性

4月19・20日はピンクムーンと言われ、
フィールドも月夜で照らされていました。

エソはDAYの魚ですが、
これだけの明るさがあれば夜中に捕食する
可能性は十分にあると思われます。


②曇天で放射冷却が起こりづらかった

いつものパターンであれば、
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スタート直後は水温が安定している
深いエリアから攻める。
日が昇ってきたら大きいサイズが
比較的多い浅いエリアを攻める。
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これが自分の中でのセオリーでした。

これは
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最初は水温が安定しているエリアで
リミットメイクしておき、

水温が上がってきたところで
浅瀬のキッカーサイズを狙っていく
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そんなイメージです。

トーナメントでは良くある戦略ですが、
ポイントの付かないエソワンで必要あるのか?
と言われると必要無いですよね、今思えば(笑)

で、話は逸れましたが、

まとめると、
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当日の朝にかけて曇天のせいか放射冷却が
起こっておらずフィールドの温度低下も
僅かだった。

夜中動いていたエソは捕食を続け、
朝マズメが終了する頃まで動いており
お腹も膨れていた。

エソの量では群を抜く衣奈であっても
マズメ以降アクティブな魚は減っており、
結果的に同じ場所に立っている釣り人で
その数を分け合った。
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というのが結論です。

じゃあ、諦めるか?といえばそうでも無く
当日は8時頃から釣り始めてみて

衣奈と年金波止場で8回程掛けていますので
実際の所、何とかなるとも言えます。

エソを持ち帰り捕食している物を
調べてみましたが、

例年は何も食べていない事が多いのに対し、
今年は何らかの捕食をしていたのは
非常に興味深いところです。


【2019年グランプリを振り返ると 】

毎年新しく気づくことが多くて、
まだまだ知らないことも沢山ある
そう感じます。

プラクティスにおいては
季節の進み具合や、魚の入り具合を
確認するだけではなく、

当日の戦略も組み立てる必要が
ありますから、意外と複雑です。

予測して、釣ってみて、次に繋げる。

この時期のエソは釣りにおける
予習と復習をしやすい魚です。

○○パターン、過去に実績のある場所、
情報に頼る釣りも良いですが、
探し歩く釣りも面白いものですよ。